有田焼 中仙窯 線象嵌 中尾恭純

49,800円(税込54,780円)

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マットな白い磁肌に、微小な刃物で切り込みを入れた線象嵌の淡いブルー。海外でも大きな評価を得ている有田焼「中仙窯」中尾恭純さんの作品。有田焼ならではの透明感を感じさせる、シャープで上質な仏具です。

サイズ
供物皿:H17×W91×D91(mm)
花立 :H89×W41×D41(mm)
香炉 :H50×W82×D82(mm)
仏飯器:H40×W45×D45(mm)
茶湯器:H41×W47×D47(mm)
火立 :H58×W53×D53(mm)
素材 :磁器
原産国:日本
制作 :佐賀県 有田焼・中仙窯 中尾恭純







有田焼 伝統工芸士 中仙窯 中尾恭純

有田焼を代表する工房のひとつ、中仙窯では、有田らしいキリリとしたモダンでシャープな磁器の仏具を制作している。作り手である中尾恭純さんは、人間国宝・井上萬二氏にロクロを学び、継承した人物。厳しい修行時代を経て、今では多くの美術展・工芸展で入選し、海外でも大きな評価を得ている。

中尾さんの作品は、白磁、青白磁表現とともに、白磁に細かい刃で切り込み入れ、文様を施す「彩色象嵌」「線刻象嵌」が大きな特徴となっている。中尾さんが長い歳月と試行錯誤の連続で極めた独自の世界観を持つ。集中してロクロを回している毅然とした姿は、一つの仕事を極める厳しさを、私たちに教えてくれるようだった。 







有田焼 伝統工芸士 中仙窯 中尾英純

一方で弟の英純さんも、数々の美術展・工芸展で入選、イギリスの大英博物館での佐賀県陶芸展に出品寄贈するなど、実力の持ち主。注目すべきは、英純さんが独自に生み出した美しい和紙染ぼかしの技法だ。

和紙を手でちぎり一枚一枚重ね合わせながら、ロクロで挽いた生地に貼り付け、色の濃淡と文様を浮かびあがらせるという大変に根気のいる独自の作業を繰り返すことで作陶する。繊細なタッチ、藍色と白い生地とのグラデーション、コントラストなど中尾さんだけが持つセンス、美意識が際立ち、唯一無二の存在感。
 
伝統と革新。常に新しいかたちを追求する恭純さん、英純さんご兄弟による中仙窯とQuolitaによるものづくりは、どのようなものにつながるだろうか。