位牌 螺鈿(らでん)漆塗 うめ

89,000円(税込97,900円)

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伝統の螺鈿(らでん)で創る、美しい位牌。
全国でも数少ない、螺鈿の伝統工芸士「武蔵川工房」が創る貴重な位牌「螺鈿(RADEN)梅」。次の世に残したい貴重な日本の伝統工芸の一つです。無垢のウォールナット材に漆を塗り、夜行貝やアワビ貝などの貝殻を平らに磨いて、梅の花をイメージして切り抜き貼り付けるという、手間と根気のいる繊細な技法で創ります。磨かれた貝殻と漆がよく調和して、とても美しい位牌となります。

◇梅の文様は、写実に基づくものでなく、イメージとして制作しています。
◇全て手作業で制作しています。サイズ・貝殻など若干の違いがある場合がございます。予めご了承下さい。
◇手作りの限定品のため、品切れの時はお待ちいただくことがありますが、予めご了承下さい

サイズ
40号:H17.5×W6×D4cm
45号:H19.0×W6×D4 cm
素材:ウォールナット材 無垢
仕上:螺鈿・漆塗
製作:富山県高岡市 有限会社武蔵川工房







武蔵川工房「螺鈿」

日本の渚百選に選ばれた雨晴海岸。そして富山湾越しに見える立山連峰は景勝地として有名であり毎年多くの観光客が訪れます。美しさに囲まれた富山県高岡市には、その美しさに引けを取らない程の物を作り出せる工房が数多くある街としても有名です。武蔵川工房もその一つであり、海からの贈り物を素材とし美しい輝きを放つ螺鈿細工を作り出します。深みのある漆に螺鈿を施す事で、まるでキラキラと輝く富山湾の海のような輝きを放つ作品が作り出されていきます。







螺鈿・漆塗りの位牌

Qualitaでは、銅器や漆など伝統工芸の息づく富山県高岡市の武蔵川工房と螺鈿・漆塗の位牌を制作している。螺鈿とは、貝殻を平に磨き、デザインの文様を切り抜いて木地や漆器に貼り付けて装飾を行う工芸のことをいう。「螺」は貝を意味し、「鈿」はものをちりばめるとういう意味だそうで、起源は中近東を起源としインドや中国で発達。日本には奈良時代に伝わり、正倉院には螺鈿の装飾を用いたものが多く残されているという。







芸術品のような美しさ

「夜行貝やアワビ貝を平らになるまで磨いて、文様に合わせて細かく切り抜きちりばめるという大変手間と根気のいる仕事です」と武蔵川工房代表の武蔵川義則さん。明治43年に創業された老舗で義則さんは3代目。4代に渡って、日本の代表的螺鈿工房として美しい作品を生み出し続け、年々職人の高齢化と共に数少なくなっている螺鈿の普及活動に努めている。







漆との調和

ラン、桜、梅をモチーフにした位牌を見せていただいた。漆と調和し、きらきらと光る螺鈿の華麗さには目を見張るものがあった。位牌ではあるが、ひとつの芸術作品のような美しさ。こういった技術と伝統がほどこされたものこそ世に遺していかなければいけない、改めてそう感じるすばらしい出来上がりだった。